年収の手取り をあなたはすぐに答えることができますか。自分の年収はすぐに答えることができる人は多いと思います。手取りをすぐに答えることができる人は少ないと思います。年収300万円といっても手取りが300万円ではないことは、みんな知っていると思います。では、年収300万円の手取りがいくらでしょうか。また日本人の平均年収は知っていますか。その平均年収の手取りはいくらか知っていますか。簡単に確認出来るように年収別に年収の手取り早見表を作成しました。
1.日本人の平均年収は436万円、7年ぶりの減少
皆さんは日本人の平均年収をご存じでしょうか?令和2年9月に発表された国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は 436万円であることが分かっています。前年より4万円減少しました。平成24年分以来7年ぶりの減少です。
2.平均年収436万円の手取りは344万円
日本人の平均年収436万円の手取りはいくらかご存じでしょうか?答えは344万円です。年収の78.9%を受け取ることになります。年収に占める社会保険料の割合は14.1%、税金の割合は7.0%です。なんと平均年収では税金の2倍の社会保険料を負担していることになります。社会保険料の占める割合が大きいですね。社会保険料には健康保険料と厚生年金保険料と雇用保険料が含まれます。年収に占めるそれぞれの割合は、健康保険料は4.9%、厚生年金保険料は9.1%、雇用保険料は0.1%となっています。
3.年収の手取りは扶養家族の数によって変化する
年収の手取り は扶養家族の数により変化します。なぜかというと、扶養家族の数によって税金(所得税と住民税)が増減するからです。一般的に扶養家族が増えると税金(所得税・住民税)は減りますので、結果として手取り額が増加します。
4.年収の手取りは年齢によって変化する
年収の手取り額は40歳未満であるかで多少変化します。理由は40歳になった月から介護保険料の負担が始まるからです。39歳と40歳では、39歳のほうが手取り額が多くなります。
5.年収の手取り 39歳以下
年収 | 手取り額 | 手取り率 |
100万円 | 84万円 | 84.0% |
200万円 | 162万円 | 81.0% |
300万円 | 238万円 | 79.3% |
400万円 | 315万円 | 78.8% |
500万円 | 391万円 | 78.2% |
600万円 | 463万円 | 77.2% |
700万円 | 530万円 | 75.7% |
800万円 | 595万円 | 74.4% |
900万円 | 663万円 | 73.7% |
1,000万円 | 729万円 | 72.9% |
1,200万円 | 859万円 | 71.6% |
1,500万円 | 1,028万円 | 68.5% |
2,000万円 | 1,305万円 | 65.3% |
3,000万円 | 1,788万円 | 59.6% |
5,000万円 | 2,739万円 | 54.8% |
東京都、扶養親族なしで計算
4.年収の手取り 40歳以上
年収 | 手取り額 | 手取り率 |
100万円 | 84万円 | 84.0% |
200万円 | 160万円 | 80.0% |
300万円 | 236万円 | 78.7% |
400万円 | 312万円 | 78.0% |
500万円 | 387万円 | 77.4% |
600万円 | 458万円 | 76.3% |
700万円 | 525万円 | 75.0% |
800万円 | 588万円 | 73.5% |
900万円 | 656万円 | 72.9% |
1,000万円 | 721万円 | 72.1% |
1,200万円 | 849万円 | 70.8% |
1,500万円 | 1,015万円 | 67.7% |
2,000万円 | 1,292万円 | 64.6% |
3,000万円 | 1,775万円 | 59.2% |
5,000万円 | 2,726万円 | 54.5% |
東京都、扶養親族なしで計算
まとめ:年収の手取りは75%と覚えよう
手取り早見表いかがだったでしょうか。年収700万円ぐらいまでは年収の4分の3を受け取ることになりますね。年収700万円以下が全体約80%ですから、手取りは75%と覚えておけば、当てはまると思います。
今回、年収から手取りを知ることが出来ましたね。次は1年間の支出が集計できれば、あなたのマネーサイクルがプラスつまり貯金ができる体質なのか、マネーサイクルがマイナスつまり家計が赤字体質なのか判断することができます。簡単に支出の集計ができる方法は、またお伝えできればと思います。
お読みいただきありがとうございます。
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