生活費はいくら必要ですか。みんなの生活費はいくらぐらいなのでしょうか。
消費支出の平均は27万円
まずは、日本人の平均を知っておきましょう。生活費については家計調査という統計が行われています。
2020年の家計調査では2人以上の世帯の平均消費支出は27万円でした。
2019年の単身世帯の平均消費支出は15万円でした。(2020年のデータが公表されていませんでした。)
消費支出とは、食費、住居費、水道光熱費、家事用品、衣類、医療費、交通・通信費、教育費、教養娯楽費、その他の10個の合計です。
エンゲル係数は25%
エンゲル係数とは消費支出のうち食費の占める割合のことです。
エンゲル係数の平均は、単身世帯でも二人以上の世帯でもあまり変わらず25%でした。単身世帯3.8万円、二人以上の世帯7.6万円でした。
1か月の生活費はいくらですか?
あなたに質問です。あなたの先月の生活費はいくらでしたか?
この質問に答えられた方は、この先を読む必要はないかもしれません。
答えられなかった人は、次の方法で一緒に1か月の生活費を確認してみましょう。
予算管理で生活費を確認しよう
家計簿は書きません。そもそも家計簿が書ける人は自分の1か月の生活費は知ってると思います。家計簿を書くのは大変だと感じる人は多いと思います。私も1年間書いていたことがありますが、大変だったので今では書いていません。
では、どうやって1か月の生活費を確認するかというと、給料日が来たら1か月の支出の予算を立てます。手取り20万円の場合
現金支払が好きな人向け
- 口座引き落とし分
- 現金分
- 貯金用口座
まず、先月の通帳から引き落としになっている金額を集計しましょう。ざっくり1万円単位で構いません。千円単位の端数は切り上げましょう。家賃63,000円は7万円です。例えば、
- 家賃・住宅ローン7万円
- 水道光熱費2万円
- 携帯代1万円
- 保険料1万円、合計11万円として
次に、給料の手取り20万円なので、20万円-11万円=9万円を引き出します。
9万円を次のように分けます。
- 食費5万円
- その他2万円
- 貯金用2万円
貯金用2万円は貯金用口座へ入金します。貯金用口座は、口座引き落としのない口座にしましょう。つまり残高の減らない口座へ入金することで、貯金しましょう。
もし銀行口座が一つしかない場合は、インターネットで開設手続きできるインターネットバンキングの口座を作成しておきましょう。
食費5万円は、毎週月曜日に財布へ1万円をいれます。残りは封筒に入れます。
その他2万円は、1万円は財布へ入れます。残りは食費とは別の封筒に入れます。
1か月後に財布や封筒にお金が残っていれば、封筒へ残った金額をメモして、貯金口座へ入金するか、1~2万円を上限に予備費として来月の予算へ組み込んでも良いでしょう。ご褒美として。月によって支出は変動するものです。
継続するために大切なことが3つあります。
1つ目は、お金を引き出す回数を月に1回にすることです。お金が足りなくなる度に引き出していると、使い過ぎたり、いくら使っているか分からなくなるからです。
2つ目は、財布にたくさんのお金を入れないことです。そうすることで1度にたくさんの支出をすることができなくなります。(万が一の支出に備えて、封筒を財布と一緒にかばんに入れて持ち歩くのはOKです。)
3つ目は、大雑把にやってみることです。まずやることが大切です。細かく計画を立てるとイヤになるので、ざっくり、まずやってみましょう。
毎月少しでも貯金できているのであれば、無理に節約しようと思わなくても良いと思います。無理は続かないし、楽しくないので。もちろん節約が楽しい人はいっぱい楽しんでくださいね。
支出を知って、支出を管理しよう
自分が毎月いくら使っているのか、いくら使えるのかを知ることが最大の目的です。予算は必要があれば修正し取り込みましょう。
1か月の生活費がわかってきたら、年間の支出額を計算しましょう。お正月やお盆などのイベントごとの交通費や費用の予算も確保してみましょう。
現金ではなくクレジットカードを普段使用している人は、食費・日用品用のクレジットカードとそれ以外支出用のクレジットカードに分けて使いましょう。
支出を知り、支出を管理することで、人生をより豊かなものにしましょう。
お読みいただきありがとうございます。