「投資を始めたいけど、月に回せるお金が3万円」 「貯金しても増えない。でも投資はちょっと怖い」 「副業をやろうか迷うけど、本業もまだ中途半端で踏み切れない」
そう感じているサラリーマンの方、多いんじゃないでしょうか。
これは、僕が23歳の頃、大学を中退しようかと父に相談したとき、託された一言から始まる話です。 父はこう言いました。
「仕事は、人のためにせよ」
このシンプルな言葉が、僕の「収入を増やす」という考え方の起点になっています。 今日は、その話をしようと思います。
結論:投資より先に「収入を増やす」べき理由
いきなり結論を言います。 サラリーマンが資産形成を本気で考えるなら、投資を始めながら「収入を増やすこと」と本気で向き合ったほうがいいんです。
理由はシンプルで、投資で増える金額の大きさは、「いくら投資できるか」に影響するからなんです。
有名な複利の話を一つ
23歳の社会人AさんとBさんがいます。
- Aさん:23歳から毎月3万円を年利7%の投資商品に投資。10年間続けて、その後は追加投資せず65歳まで据え置き
- Bさん:33歳から毎月3万円を年利7%で、65歳になるまで32年間ずっと投資し続ける
総投資額は、Bさんのほうが3.2倍多いです。 それでも、65歳時点の残高は、Aさんのほうが多くなります。
これが「投資はできるだけ若いうちに早く始めたほうがいい」と言われる理由、つまり複利のチカラなんです。
ではBさんがAさんに追いつくにはどうすればいいでしょうか。
- 毎月の積立額を34,000円に増やす
- もしくは、最初の10年間だけ毎月6万円を積み立てる
つまり、追いつくには「投資に回せる金額を増やすしかない」んですね。 そして、月3万円が月3.4万円になるか、月6万円になるかは、収入次第なんです。
これが、僕が「収入を増やすことが投資の大前提」とずっと言っている理由です。 投資を否定しているわけじゃありません。むしろ早く始めるべきです。でも、投資できる資金が増えれば増えるほど、その効果は何倍にもなります。だから、収入と向き合うことから逃げないでほしいんです。
サラリーマンが収入を増やすためにやるべき”3つのこと”
ここからが本題です。具体的なアクションを3つの順番でご紹介します。
① 本業で昇給を目指す(最優先)
一番の近道は、今いる会社で昇給することです。
なぜか。 それは、すでに信頼関係が積み上がっている場所のほうが、努力を成果に変えやすいからなんです。新しい場所で一から信頼を作り直す時間とコストは、想像以上に大きいんですよね。
副業に手を出す前に、まず本業で結果を出す。 そして本業で稼いだ1円のほうが、副業の1円より充足感が大きいことが多いです。これは数字に出ない部分ですが、長く働き続けるうえで意外と効いてきます。
ただし、ここには大事な前提があります。 ブラック企業や、成果が正当に評価されない環境は、この話から除外しています。明らかにそれが期待できないなら、次の選択肢に移りましょう。
② 副業 or 転身(昇給が頭打ちなら)
本業で頭打ちになったら、副業か転身(転職・起業)を考えます。
ここで、僕が大切にしている考え方を共有しておきますね。 それは、自分自身を「サラリーマン債券」と考えることです。
- 資格・スキル・経験 = 額面
- 勤めている企業や役職 = 利回り
転職とは、サラリーマン債券の利回りを変える行為です。 利回りが上がる、もしくは将来上がる可能性が高いなら、転職はアリ。自分の進みたいキャリアのための転身も、もちろんアリです。
副業も同じで、収入を増やすために行動すること自体は素晴らしいことです。 実際、僕がこのブログを書いているのも副業のひとつなんですよ(まだ収入は0円ですけどね)。
ただし、ひとつだけ注意してほしいことがあります。
確定していない成果のために、高額な授業料を払う行為はおすすめできません
「副業で簡単に楽にして月10万円、その方法を100万円で教えます」というやつです。
副業もビジネスである以上、本来、楽なはずがありません。 それに、もし本当にそんな方法を知っている人がいるなら、わざわざ自分の優位性を下げてまで他人に教えるでしょうか?
僕は、ちょっと立ち止まって疑ったほうがいいと思っています。
(※サラリーマン債券の考え方は、別記事「サラリーマン債券論|あなたの年収は『額面×利回り』で決まる」でもっと深く書いていきます)
③ 学びを止めない(額面を上げ続ける)
サラリーマン債券の「額面」を上げる行為が、学びです。
今は本当に素晴らしい時代で、Web・AI・動画配信サイトを使えば、ほとんどお金をかけずに学べます。 簿記、FP、英語、プログラミング、何でもいいんです。望めば、安く学べるはずです。
体系的に学びたいなら、スタディングのようなオンライン講座もあります。スマホで通勤時間に学べるので、サラリーマンとは相性がいいですよ。
ただし、ここでも注意。 手段が目的化しないこと。資格マニアになって、取ること自体がゴールにならないように気をつけてくださいね。資格は、サラリーマン債券の額面を上げるための”手段”です。
27歳、未経験で入社した新人時代の話
僕自身が「収入を増やす」を意識し始めたのは、27歳で未経験の業界に正社員として入ったときでした。 資格はあったのですが、業界の実務はまったく知りませんでした。だから僕は、雑用を誰よりも率先してこなし、頼まれた一つひとつに「質問を一つ添える」ことから始めたんです。それが、信頼を積み上げる原型になりました。
この話はもっと書きたいので、別記事で詳しく書いています。
詳しくはこちら → 希少性は1万時間でつくる|転職を繰り返してもキャリアが積めない本当の理由
今日から、明日から、できる第一歩
最後に、読者の方が今日から実行できる第一歩を一つだけ。
それは、「明日の集中力のために、今日は早く寝ること」。 そして翌朝、早く起きて、今日やることを考えてから行動する。
夜勤の方はごめんなさい、生活リズムに合わせて読み替えてください。
もうひとつ。 挨拶は自分から。 これだけで、職場での印象は驚くほど変わります。信頼の最初の一歩は、いつだって挨拶ですから。
シンプルすぎて拍子抜けしたかもしれませんね。 でも、収入を増やすために本当に大切なのは、こういう小さなことの積み重ねだったりするんです。
まとめ
最後に、今日の話をまとめておきますね。
- 投資は早く始めたほうがいい。でも、投資に回せる金額を増やすには「収入を増やす」しかない
- サラリーマンが収入を増やすためにやるべきは、①本業で昇給/②副業 or 転身/③学び続ける、の3つ
- 一番効くのは、信頼を地道に積み上げること。そのために、まず明日早く起きて、自分から挨拶する
僕の話が、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。
※この記事の情報は2026年5月時点のものです。制度・サービスの内容は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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