投資を始める前に、手元に残しておくべきお金があります。生活防衛資金です。
これが不足した状態で投資を始めると、相場が下がったときに「売らなければならない」状況が生まれます。長期投資の最大の敵は暴落ではなく、暴落時に売らざるを得ない状況に追い込まれることです。
生活防衛資金とは
急な出費や収入が途絶えた場合に備える、すぐに使える手元資金のことです。
病気・けが・失業・家族の緊急事態——いつ何が起きるか分かりません。そのときに投資資金に手をつけなくていいように、切り離して持っておくお金です。
いくら必要か
目安は生活費の6ヶ月分です。
独身であれば3ヶ月分でも対応できますが、家族がいる場合は多めに持つことをおすすめします。僕は現在9ヶ月分にしています。理由は、将来生活費が増えても6ヶ月分を維持できるようにするためです。子供の成長・住宅ローン・生活費の上昇——先を読んで少し多めに持っておく方が安心です。
まず6ヶ月分を目標に貯め始めてください。
どこに置くか
普通預金一択です。
生活防衛資金の命は流動性です。何かあったときにすぐ使えること。定期預金・債券・投資信託はNGです。途中で換金できない、または時間がかかります。
おすすめはコンビニATMでも手数料なしで入出金できるネットバンキングです。SBI新生銀行・楽天銀行・住信SBIネット銀行などは普通預金でも比較的高い金利が付きます。普通預金と定期預金の金利差は小さくできるので、流動性を犠牲にしてまで定期にする必要はありません。
一部を定期預金にするという考え方もあります。たとえば3ヶ月分は普通預金、残りは定期預金という使い分けです。でも、普通預金金利の高いネットバンキングを使えばその差はほとんどなくなります。
いつ見直すか
生活費の6ヶ月分に到達したら、基本はそのまま維持です。ただし定期的な見直しをおすすめします。
ライフイベントが起きるたびに生活費は変わります。
- 引っ越しで家賃が増えた
- 住宅ローンを組んだ
- 家族が増えた
- 転職で収入が変わった
これらのタイミングで生活防衛資金の目標額も見直してください。僕は毎年末に翌年の予算を組む際に合わせて確認しています。
投資を続けるための土台として
僕が20代後半に正社員になった頃、FXと信用取引でずいぶん損を出しました。当時は大きなリターンだけを狙っていた。なくなっても何とかなる余剰資金で勝負していたので、借金をしたり退場しなければならない状況にはなりませんでしたが、結果は出ませんでした。
生活防衛資金を先に確保して、投資を続けられる状態を作ることが大切です。相場が下がっても売らずに持ち続けられるのは、生活が守られているからです。
まとめ
- 目安:生活費の6ヶ月分(家族がいれば多め)
- 置き場所:普通預金。流動性が命。ネットバンキングがおすすめ
- 見直し:ライフイベントのたびに。年1回確認する習慣を
生活防衛資金は、投資を続けるための土台です。資産形成の順番については→資産形成の正しい順番
知識は豊かさの種。どう育てるかはあなた次第。
一緒に、プラバンしようぜ。 NOK

