資産形成の正しい順番——支出・収入・投資、どこから手をつけるか

お金の基礎知識

「投資を始めなきゃ」と思っている人は多いと思います。

でも、投資の前にやることがあります。順番を間違えると、投資にチカラを入れても思ったほど結果が出ません。僕が考える資産形成の順番はシンプルです。

① 支出を見直す → ② 収入を増やす → ③ 生活防衛資金を貯める → ④ 投資にチカラを入れる

ただし、投資自体はなるべく早く始めてください。「チカラを入れる」タイミングが後でいい、という話です。


① 支出を見直す

最初にやることは支出の見直しです。「節約」とは言っていません。何でもかんでもお金を使わないわけじゃない。支出はコントロールするものです。

やることは、なるべく抵抗なく削れるものを削るだけです。

  • 使っていない、または使頻度が低いサブスクリプションの解約
  • 格安スマホへの乗り換えの検討
  • 加入している保険の保障内容の見直し(過大な保障になっていないか)

これらは、やれば必ず結果が出ます。しかもすぐ成果を受け取れる。資産形成の中で最も即効性が高いステップです。

支出の見直しで重要な判断材料になるのが「時間」です。節約のために時間をかけすぎると本末転倒になります。時間対効果を考えながら動くことが大切です。


② 収入を増やす

支出を整えたら、次は収入を増やすことに動きます。

理由はシンプルです。収入が増えれば、投資に回せる金額が増える。同時に生活の質も改善される。節約だけでは限界がありますが、収入には上限がありません。

すでに多額の金融資産を持っている場合は必ずしも必要ではありませんが、これは一般的な話ではありません。ほとんどの人にとって、収入を増やす行動は投資よりも先に取り組む価値があります。


③ 生活防衛資金を貯める

収入を増やしながら、まず生活防衛資金を確保します。生活防衛資金とは、急な出費や収入が途絶えた場合に備える手元資金のことです。一般的には生活費の3〜6ヶ月分が目安とされています。

これがあるとないとでは、投資を続けるときの精神的な安定感がまったく違います。相場が下がったとき、生活防衛資金がなければ「売らなければならない」状況が生まれます。詳しくは別記事で解説します。→生活防衛資金はいくら必要か

④ 投資にチカラを入れる

支出をコントロールし、収入を増やし、生活防衛資金を貯め終えたら、投資にチカラを入れます。

繰り返しますが、投資はなるべく早く始めてください。 ここで言う「チカラを入れる」とは、投資金額を大きくする・本格的に運用設計を考えるという意味です。

少額でも早く始めることで、複利の時間が長くなります。「支出と収入を整えてから」を待っていると、その間の時間を失います。まず小さく始めて、整いながら増やしていく。これが現実的な進め方です。


遠回りに見えて、一番の近道

投資をいきなり始めることは悪いことではありません。ただ、現状を打破するほどの成果を出すための近道は、この順番を踏むことだと思っています。

僕自身、正社員として働き始めたのが20代後半からでした。それでも支出をコントロールし、収入を増やすために行動し、貯蓄を積み上げることができた。だから今、資産運用について真剣に考えられる立場になれています。

ひとつだけ後悔があるとすれば、もっと早く投資を始めていれば、という点です。『JUST KEEP BUYING』という本に出会ったのが遅かった。「ただ買い続ける」というシンプルな原則を早く知っていたら、もっと高みに行けていたかもしれません。

でも、遅いなんてことはない。人生100年と言われる時代です。今日が一番早い日です。

JUST KEEP BUYINGはこちら


まとめ

資産形成の順番:

  1. 支出を見直す——簡単に抵抗なく削れるものを削る。やれば必ず結果が出る
  2. 収入を増やす——投資に回せる金額と生活の質が上がる
  3. 生活防衛資金を貯める——手元に生活費3〜6ヶ月分を確保する
  4. 投資にチカラを入れる——ただし投資自体は早く始める

知識は豊かさの種。どう育てるかはあなた次第。

一緒に、プラバンしようぜ。 NOK

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