「プライベートバンキング」という言葉、聞いたことはありますか?
たぶん多くの方が、「ああ、富裕層向けの特別なサービスでしょ?自分には関係ないかな」と思われるはずです。僕もこの世界に足を踏み入れる前は、そう思っていました。
でも、このブログのタイトルは「プライベートバンキングしようぜ。」です。あえて富裕層向けの専門用語を、ラフな呼びかけと組み合わせました。なぜか。プライベートバンキングの考え方は、一般家庭にも役立つと本気で信じているからです。
この記事では、プライベートバンキングとは何か、そしてなぜ僕がブログ名にこの言葉を選んだのかをお話しします。
プライベートバンキングとは何か|一族の資産全体を管理する専門家
まずはざっくり定義から。
プライベートバンキングとは、富裕層の一族に対して、お金に関わることをまるごとサポートする金融サービスのことです。株や債券などの投資はもちろん、不動産・保険・税制、さらには子どもへの相続まで、資産にまつわるあらゆる相談を一カ所で受けられる、いわばお金の総合窓口です。
そして、このサービスを提供する専門家のことをプライベートバンカーと呼びます。ある一族の資産全体を、何十年にもわたってトータルで見守るのが仕事です。
扱う金額も桁違いです。日本のメガバンクのプライベートバンキング部門であれば、最低でも数億円以上の資産がないと相手にしてもらえません。一般的な「資産運用相談」とは住む世界が違う、と言っていいでしょう。
海外、特に欧米やシンガポール・スイスでは、プライベートバンカーは確立された一つの職業です。一族の財産を何世代にもわたって守る、まさに「お金の主治医」のような存在として根付いています。
一方の日本。プライベートバンカーという職業はまだ浸透していません。そもそもお金の話は、家族の間でさえタブー視されてきた文化があります。親が子に「うちはこういう資産がある」「こう運用してきた」と語る場面は、ほとんどありません。
その結果どうなるか。資産は継承されても、知識は継承されないのです。
苦労して資産を築き上げた親世代は、維持・拡大する方法を知っていて、実践もしている。でも、それを受け継いだ子世代は、お金との向き合い方を教わっていない。だから、消費・浪費の方向に進んでしまい、せっかくの資産が縮小していく。こんなケースが本当に多いんです。
「資産は継承したけれど、これからどうしていいかわからない」——この方々のために、知識や技術をどう届けるか。僕がプライベートバンキングの世界を目指す原点はここにあります。
なぜブログ名を「プライベートバンキングしようぜ。」にしたのか
ここまで読んでくださった方は、もしかするとこう思われたかもしれません。
「プライベートバンキングの話、面白いけど結局は富裕層の世界だよね?数億円持ってない自分には関係ないんじゃない?」
その問いに答えるために、このブログ名にしました。
僕が伝えたいのは、こういうことです。
プライベートバンキングの知識や技術は、超富裕層のためだけにあるわけではありません。
たしかに、プライベートバンカーが相手にする一族は資産規模が大きい。だから選択肢が多く、そのぶん知識の幅も必要になります。でも、知識の根幹は一般家庭でもそのまま使えるものばかりです。違うのは金額の規模だけ。むしろ、資産規模が小さいからこそできる方法だってあります。
僕は、プライベートバンキングの知識が一人でも多くの方の手に届き、少しでも豊かになるきっかけになればと思っています。
そして、こんな未来も想像しています。一般家庭から、次の超富裕層が生まれるかもしれない。
仮にそこまで届かなかったとしても、マス富裕層(金融資産3,000万円以上)には手が届くかもしれない。これは決して非現実的なゴールではありません。
だから、あえて専門用語の「プライベートバンキング」を頭に置きました。そこに「しようぜ」と肩の力を抜いた呼びかけをくっつけました。敷居を下げて、一緒に歩こうという意図です。
まずやってほしい「最初の一歩」
「プライベートバンキングの考え方が一般家庭でも使えるって言うけど、具体的に何をすればいいの?」
ここがいちばん大事なところですよね。
実は、プライベートバンカーがやっていることも、僕ら一般家庭がやることも、根っこは同じです。
- 支出をコントロールする
- 収入を増やす
- 投資額を最大化する
- その投資額を運用する
この4つを繰り返すだけ。違うのは、資産規模に応じて支出の額・収入の種類・資産の構成・リスクの取り方といった「細かい部分」の調整方法だけです。だから、規模が小さくても始められます。
そして、規模が小さい人にこそ味方になってくれるのが**「時間」**です。
たとえば、月3万円の積立投資(年利7%想定)で、こんなシミュレーションがあります。
- Aさん:23歳から月3万円を10年間積立。33歳以降は追加せず、そのまま65歳まで据え置き
- Bさん:33歳から月3万円を65歳まで32年間ずっと積立
総投資額はBさんのほうが3.2倍多いにもかかわらず、65歳時点の残高はAさんのほうが多くなります。
10年早く始めた、ただそれだけの差です。これがプライベートバンカーが大事にする「時間を味方につける」発想です。資産の額がまだ小さくても大丈夫。代わりに「時間」という最強の武器を、目一杯使えるからです。
最初の一歩として、僕からおすすめしたいのはこの3つです。
① 体系的に学びたい方へ 僕もすごく参考にしている書籍 『JUST KEEP BUYING』(ニック・マジューリ 著) をおすすめします。データに裏付けされた「淡々と買い続ける」という発想は、プライベートバンキング的なお金との向き合い方そのものです。
書籍 『JUST KEEP BUYING』(ニック・マジューリ 著) Amazon.co.jp
② 全体感を掴みたい方へ [資産形成の正しい順番——支出・収入・投資、どこから手をつけるか]を読んでください。何から始めるべきかが整理できます。

③ お金の学びをゼロから始めたい方へ [お金の学び、何から始めればいい?初心者向けロードマップ]を読んでください。地図があると迷いません。

プライベートバンキングは、一部の特別な人たちだけのものではありません。考え方を取り入れて、自分の規模に合わせて実践すれば、誰でも「プラバン」できます。
支出を整え、収入を伸ばし、投資額を最大化して、時間を味方に運用する。やることはシンプルです。あとは続けるかどうか、ただそれだけ。
このブログでは、僕がプライベートバンカーを目指す過程で学んだことを、一般家庭で使える形に落とし込んでお届けしていきます。一緒に歩いてくれる方がいたら、これ以上うれしいことはありません。
知識は豊かさの種。どう育てるかはあなた次第。
一緒に、プラバンしようぜ。 NOK

